Pochi ~家出するぽち慶。~

Hi Im Pochi Kei. Im studying concept art for animations( https://www.artstation.com/artist/kei_kitano). I built this site to share my opinion, why of thinking and painting technic. English translation will be soon. ぽち慶、コンセプトアートを修行。

作品の価値は見せた人数で決まる。

こんにちは、12月11日から毎日絵日記を描き始めたのですが、現在4日分滞納しています。苦しいです。ぽち慶です。

 

 

 

ぽち慶には大変尊敬している先生がいます。イラストレーターのY山先生です。Y山先生はよく仰ります。

”作品の価値は見せた人数で決まる、ひとりでも多くの人に見せなさい”、と。

 

尊いY山先生のお言葉。ぽち慶はすぐ鵜呑みにし、出会った人なりふり構わず自分の作品を見せまくることにしました。

 

ぽち慶が一日の大半を過ごすのは大学です。大学にはそこら中に人がいます。

  • あるときは、仲の良い友人に。
  • 教室で隣に座っている学生に。
  • 校内ですれ違ったそんなに親しくないけど会釈はする程度の学生に。
  • 地元でお世話になっているおばさんに。
  • 学食の席で向かいに座っている人に。
  • 都内の画廊で会った大人たちに。
  • 授業終わりの教授に。
  • ラーメン屋の主人に。

 

時間がない人には、自分の絵が印刷された絵葉書を渡し。時間がある人にはクロッキーも含めじっくりと説明します。 

 

 

 

 するとどうなったか。

 
 
 
 
 
1. 自信がついた。

”絵、上手だね”、”デッサン力あるね”、”絵が描けるのいーな”、と言われる。嬉しいものです。それが隅に描いた落書きでもうれしい。だんだんと自分の画力に自信がついてきます。田中にうまいと言われた、吉田に認められた、佐藤に褒められた。と、褒めてくれた人とその会話が具体的に思い出せることによって自信は根拠を持ちます。すると段々自分は絵がとても上手なのではないかと思うようになる。でもはっきり言います。みんなぽち慶よりうまい。

 

2. カナダに行くことになった。

 ある時校内を歩いていると、前から一度お話してみたかった堀尾教授がエレベーターを待っていました。そこで思わず、”先生、僕の作品見てください”と一言。(”先生、僕の作品見てください”は、どんな教授にも話しかけられる魔法の呪文です)。絵を見てくださる先生に、コンセプト・アートを勉強したいいうことを説明します。すると堀尾教授が、”うちのゼミにもコンセプト・アートを勉強しているO田というやつがいる、会ってみるといい”と助言をくださり。後日O田先輩にお会いすると、4冊のコンセプト・アートの本を見せてくださいました。ありがたや。O田先輩は指導書とインターネットで独学しているそうですが、海外には学校もあるということを教えてくれました。それでググってみると、カナダに素敵な学校が!。ということで1月20日の夜、カナダのモントリオールに旅立ちます。2ヶ月みっちり勉強してきます。

 

 

 

元々、あぁぽち慶がコンセプトアートやりたいんだと気づいたのも、大元のきっかけは人に絵を見せたから。 作品を見せた時解説をすることによって、自分が本当は何が好きなのか、何がしたいのかがゆっくりと分かってくるのです。

いつも話しているあの人が、隣の席のあの子が、本当はどういうものが好きで、どういうことが得意で、将来どういうことがしたい、ということを知らないでいるのは実は勿体ないことだと思います。美大生じゃなくても、俺将来こういうことがしたい、こういうことが好きなんだ、と隣人に朗々と語ることはできると思います。それは相手を啓発するし、なにより自分のためになるのですから。

 

皆さんも自分の作品を人に見せまくってください。その結果、いろいろあってあなたが来月ウランバートルにいても、当ブログは一切責任を負いません。